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眼帯が似合うあの人 [5]
紋次郎との激闘。背景の奇岩がタイトルの夜泣き石だが、ハリボテだろうか ? よく出来ていた。美術も大映系の西岡善信だもんな〜。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 09:55 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

眼帯が似合うあの人 [4]
番組中には、懐かしきディスカバー・ジャパンな風景がこれでもかと登場する。ロケの古民家や街道などは1971年の製作当時、ギリギリで素晴らしい風景が残っていたのであろう。
それらを切り取るのが、この時期倒産した大映系の名キャメラマンたち。この回を担当した森田富士郎のほか牧浦地志、小林節雄ら錚々たる顔ぶれである。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 08:30 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

眼帯が似合うあの人 [3]
この人気時代劇には毎回有名女優がゲスト出演し目立っているが、今回ばかりは渚まゆみよりも貫禄の出た平田が印象的であった。
監督 (クレジットは演出) はナント平田の実兄・小野田嘉幹 (ヨシキ)。勘八は眼帯をしているキャラなので、『ゴジラ』で実績のある (笑) 弟・平田をキャスティングしたかどうかは定かでない。

| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 10:40 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

眼帯が似合うあの人 [2]
先日、テレビ愛知で再放送中の『木枯し紋次郎』を観ておったら、ゲストの平田昭彦が眼帯で登場。芹沢博士と同じ右目である、なんだか嬉しかったぞ。
よく調べたわけじゃないけど、時代劇で平田が眼帯を付けたのは最初で最後じゃないか。

第2シーズンの第5話「夜泣き石は霧に濡れた」(1972)。
役名は湯原の勘八。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 10:16 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

眼帯が似合うあの人 [1]
眼帯が似合うキャラといえば。
アニメファンにとってはキャプテン・ハーロックかもしれないし、時代劇ファンにとっては独眼竜政宗かもしれん。アンジェリーナ・ジョリーがカッコよかった『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』を思い出す人もいるだろう。
だが特撮ファンの多くは、平田昭彦演じる『ゴジラ』(1954) の右目に眼帯をした芹沢博士を思い出すのではないか。

平田は『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966) でも左目に眼帯をした秘密結社赤い竹の隊長 (役名は竜尉隊長) を演じていた。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 09:50 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

『グラン・トリノ』雑記 [5]
5) 親族以外でウォルトと関わる白人たち。

コトバはダーティだが心の通ったオトナの会話 (ホントか ?) のやりとりが傑作な床屋のオヤジ・マーティン (禿頭系のジョン・キャロル・リンチ)。フヤケたハーブ・エデルマンみたいなり。
ウォルトから見りゃいかにも生意気な若造で、最初はボロクソ言われてた教会の神父ヤノヴィッチ (クリストファー・カーレイ) も実はイイヤツだった。レイプ事件のあとウォルトを訪ね、飲みたい気分だと例の缶ビールを2本づつ出してくるところは名シーン。
黒人3人組に絡まれ何もできないスーのボーイフレンド役を演じているのはイーストウッドの息子、スコット・イーストウッド (スコット・リーヴス名義) なんですって。

6) あるレビューの記述だと、ウォルトの愛車グラン・トリノが1972年型でなければならなかった理由は、72年が全米興行館主の選ぶマネー・メイキング・スター・ランキングの1位にイーストウッドが初めてなった、誇るべき年だったからではないか、という。ナルホド。
http://www.eigaseikatu.com/imp/24703/513002/
マカロニウエスタンで成功し、ハリウッドに凱旋した1968年に5位でランキングされて以来5年目の快挙であった。もちろん前年、1971年12月全米公開の代表作『ダーティハリー』の大ヒットのおかげである。
ウォルトの死後、愛車は遺言でアジア人のタオ少年に託される。演技者イーストウッドの誇り・1972年の象徴が若い世代に託されるという、2重の意味があるのか。
ラストシーンはタオが運転するグラン・トリノが湖沿いの道を遠くに走り去っていく長い長いショット。海だと思ってましたがコレ5大湖のひとつなんですね。舞台がデトロイトならヒューロン湖かエリー湖かな。
「老優になっちまったワタシ (イーストウッド) はもう表には出てこないから。演技は若いあんたら (アジアのスターも含む) に託したからね !」というメッセージなんだよ、と言われりゃ納得しそうな、含みの多いラストでした。

7) イーストウッドの次回作は、12月公開予定の『ザ・ヒューマン・ファクター』。ネルソン・マンデラ南アフリカ元大統領の伝記映画で、もちろん監督専念である。
本格SF以外は (ハイテク戦闘機乗りや宇宙飛行士のようなSFっぽいのはあったですがね。端役時代は怪獣物にも出ていたし) あらゆるジャンルの映画に参加してきた感のあるイーストウッド。残された時間で、さらなるキャリアを積み上げるつもりだろうか。
わたくしの願いは、できたらもう一本西部劇を作ってもらうこと。原点に還り、スペインの荒野にオマージュを捧げるやつを作ってくれたらイーストウッド神話はより完璧になると思うんですけど…エンニオ・モリコーネがまだ元気なうちに !

第79回アカデミー賞授賞式のモリコーネと特別賞プレゼンター・イーストウッド。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 09:30 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

『グラン・トリノ』雑記 [4]
5) 体にいいわけない飲み過ぎ生活のせいか、あるいは持病を悪化させたのか。ウォルトは時々喀血する。映画の主人公が血を吐く場合、『沖田総司』『荒野の決闘』『酔いどれ天使』その他の例を挙げるまでもなく洋の東西を問わず、死を意味するとしたもんだ。ウォルトの場合もそれは当てはまったわけだが…。

この映画のもうひとつ気になる点は、彼の喀血=病名について観客にキチンとした説明がない事だ。
心を通わせたタオ少年にも喀血を見られ、さすがのガンコ老人も病院で検査を受ける。検査結果の用紙を見るシーンはちゃんとあるのだが、戸田奈津子サンは親切にも接写される用紙の文面を訳さず、観客の想像力に訴える措置を取った。←ホントか ? (接写されていても文面は読みとれないように撮影してあったかもしれない。ブルーレイのソフトだったら読めるかな)
だから我々は、不仲の息子に珍しく自分から電話をかけるも話を切り出せずに終わるウォルトの動揺ぶりから察するしかないのだが。

ウォルトは決行直前、死装束 (風呂に入り髪を床屋で整えスーツを着る) をキメているとはいえ、病がどれほどのものか明らかにされないので…
A.タオ少年一家のため、病のせいで近づきつつある死を前倒ししてチンピラたちのアジトに赴き“有効な死”を選んだ。
B.病は重かったが克服できるもの。それとは別にウォルトは熟考の末、タオ少年一家の未来のための最良の策としてあの行動に出た (結果的にウォルトは覚悟を決めていた通りに死んだが、銃弾を受けて大怪我しても生き延び、タオ少年を今後も支える可能性もあった)。
…動機付けと状況がどっちだったのか、バシッと決まっておらず腑に落ちないモノが残る。

いくら個人の意志が尊重されるアメリカだって、検査結果が癌だったら即入院だろうし、結核だったら隔離処置があるかもしれないから、ウォルトが当面命に別状がない病だった事だけは間違いないだろ ? まさか、病名はエイズとか…。

※IMDb掲載のシノプシスだと、検査結果についての記述は「彼の健康状態は良くなかった」とだけある。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 00:22 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

『グラン・トリノ』雑記 [3]
4) この映画でしみじみと記憶に残るのは、愛車グラン・トリノ1972年型をピカピカに磨き上げ、庭の芝を刈ったあとテラスに座り、ゆっくりとビールを飲むウォルトの姿だ。孤独 ? バカ言え、男に生まれた喜びがこみ上げてくる (笑)、そんなひとときなり。←吾妻ひでおのマンガにあったフレーズだな。
デトロイトは午後からいい風が吹くのだろうか、住宅街の木立がザワザワ揺れている。ぼんやり木立や往来を眺めつつ、ツマミは何喰ってるかよくわからんが、フト気がつくと空になったビール缶が並んで…夕暮れが近い。かたわらには愛犬。デイジーという名らしい、牝犬であろう。
あとは風呂に入り、テレビでも眺め、寝るだけだ。

このビールの銘柄はパブスト・ブルー・リボンというらしい。安価な、労働者階級向けビールらしいが、こんなに美味しそうに飲まれると試してみたくなるな。醸造元はイーストウッドに感謝状を贈ったんじゃないか。
それにしても酒飲みまくりのイーストウッド。パブではビールのほかバーボンも、タオの家ではコロナビールみたいなのやお米の酒も飲んでいた。コーヒーもガブガブ飲んで、タバコもパカパカ。これじゃカラダにいいわけないよ…。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 08:48 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

『グラン・トリノ』雑記 [2]
3) この映画に登場するモン族のファミリーは、Hmong と表記される人たち。山岳民族で、ミャオまたはメオ族ともいわれる。
わたくしがここ3年ほどとびとびで逗留していたタイのチェンマイにもドイ・ステープ寺院のあるステープ山の奥に彼らの村があり、観光用に解放されている。行った事のある方もおられよう、複雑な模様の刺繍細工や衣類を買った方もいるかもしれない。民族衣装の子と写真を撮るとお金を取られますけどね。
同じモン族といわれる、Mon 表記の民族もいるが、こちらとは別。劇中、タオ少年の姉スー (アーニー・ハー) がウォルトに車中で違いを説明していた。

前記ニック・シェンクのインタビューによると、アメリカには難民となって流入したモン族の人たちが2世・3世込みで20万人いるという。
ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A3%E3%82%AA%E6%97%8F に経緯の記述あり。

映画を観て気になったのは、タオの一家が何の仕事をしているかよくわからない事。タオやスーは学生だが、親はフォード社で働いているんだろうか ?
それにしても一家の食い物の美味そうな事 ! ウォルトはタオをチンピラから救った事で感謝され、料理責めにされる。最初はアジア人の食い物など ! と捨てていたが、酒とビーフジャーキーしか食べてないらしい彼がやがて心を掴まれたのも無理はない。
あの料理、パーティーだから特別なのかと思ったが、そうでもないようだ。家財はボロそうだが、食生活はずいぶんイイんじゃないか ? お金はどこから出てるんだろう。

タイの場合、ご存じの通りかつて山岳民族のいい収入源になっていたのはケシ栽培、つまりアヘンである。タイ政府の努力の結果、今はもう栽培は行われていないと思いますけど (あ、わたくしはドラッグ関係ないですからね、ドリンクだけですから ! 念のため)…。

タオの一家、ひょっとして裏ではいろいろと ? な〜んてね。

もひとつ…モン族のお嬢ちゃんはかなりカワイイ子が多く (山の民は早熟・早婚なんですってよ)、グッと来てるご趣味の方も多いらしいですが、イーストウッドはそういうタイプの子を選んでないですね。スー役女優はポッチャリ系で美形じゃないし。
彼女が同じモン族系のチンピラグループにレイプされた事でウォルトが立ち上がる展開なんで、グッと来るアイドル顔の子を選ぶのもアリだと思ったんですが。
イーストウッドに真意を聞いてみたいところです。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 21:08 | comments(2) | - | ↑PAGE TOP

『グラン・トリノ』雑記 [1]
クリント・イーストウッド製作・監督・主演で、彼の最後の出演作品となるかもしれない『グラン・トリノ』(2008) を観た。噂に違わぬいい映画であったが、いくつか気になった事を書き留めておきたい。

1) アメリカで1960年代後半、『イージー・ライダー』などの無軌道若者映画が流行した陰で、怒りオヤジ映画の流れがあった。
ピーター・ボイルの『ジョー』とか、ジョージ・C・スコットの『激怒』とか、チャールズ・ブロンソンの『狼よさらば』とか。
オヤジがキレる理由は社会や企業の悪であったり、町のダニの横暴に対してだったりしたが、『グラン・トリノ』のストーリーを少し知った時点で連想したのはジョー・ドン・ベイカー主演の『ウォーキング・トール』だった。
故郷のスモールタウンに帰り静かな生活を願った妻子持ちの元レスラーが、変わり果てた町を仕切る悪を相手に大暴れする1973年製作の実話を基にしたアクション映画だ。
イーストウッドは時代色再現にカネがかかってる母もの (『チェンジリング』) の後、安く上がるその手の映画を今風に創ってみたかった感じがしたのだ。ラストはもちろんカタルシスのある大暴れである。
でも予想はまったく外れた、というか外すように作劇されていた。
理不尽な暴力にキレたオヤジが武装し、町のチンピラのアジトに乗り込んでついに死を覚悟の大暴れか !…というギリギリのところまで定石を使い、最後にハズす。
主人公の覚悟の死、それが意外や爽やかにすら感じられる不思議な映画になっている。

2) 定石と書いたのは…何かというと犬みたく唸る、妻を亡くし息子たちともウマくいっていないフォード社の組み立て工上がりのガンコ老人 (イーストウッド好演。名はウォルト・コワルスキー、朝鮮戦争の英雄で、息子がトヨタ車のディーラーをしている事も気に入らない !) が、隣家に越してきた一家の少年タオ (ビー・ヴァン) と交流するうち、いつしか心を開いていくというよくある話だったから。
舞台となる中西部の町…劇中ではそう言っていた…は、シナリオを書いたニック・シェンク (禿頭系) のインタビューによるとミシガン州デトロイト (フォードの工場がある) だそうな。
http://variety.nikkei.co.jp/interview/2009/04/interview06-1.html

アメリカ自動車産業の衰退で寂れ、白人の姿が消え、武装したチンピラが徘徊する。スラムの感じが漂う町…。
そんな住宅街 (後半でウォルトが病院に行くと、待合室は白人皆無、異人種ばかり。医師まで中国系の女医になっている) でひとり暮らすウォルトの隣家に越してきたのは、アジア系・モン族の一家であったというのがこの映画のキモである。
町の治安が悪くなっているという事で言えば、かの『ロボコップ』もデトロイトが舞台だった。
| 今週のわたくし2009 SUBCULTURE DIARY 2009 | 11:27 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP