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『ローラ』のアヌーク・エーメ [4]
本作の撮影監督で、ヌーヴェル・ヴァーグの代表的キャメラマン ラウール・クタール (『勝手にしやがれ』『突然炎のごとく』『ウイークエンド』『Z』) とアヌーク・エーメ。 

ラウールは、1924年生まれのフランス人。
戦場カメラマンとしてインドシナ戦争を取材、成功。
映画の撮影をしないかと誘われ、転身した。

監督作もあるが、ヌーヴェル・ヴァーグ以外の商業作品、例えばハリウッドに招かれて大成功するといった事が無かったのは意外な気がする。
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『ローラ』のアヌーク・エーメ [3]
ナントのキャバレー エルドラドの踊り子・ローラ。



このシルクハットにピィ〜ンと来た方もおられようが。
ローラの名は、ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督『嘆きの天使』(1930 ドイツ) でマレーネ・ディートリッヒが演じた踊り子 ローラ・ローラから採られているという。

アヌーク・エーメのローラは意外や身持ちが堅く、オヤジを弄んだりはしませんけどね。

こちらのサイトにも書いてあるが、
http://singinsilverscreen.blogspot.jp/2007/09/anouk-aimee-1961.html
本作は、マックス・オフュルス監督 (1902 - 57、『忘れじの面影』『輪舞』『歴史は女で作られる』) に捧げられている。
そういえば『歴史は女で作られる』(1955 フランス・西独) の主人公も、ローラ・モンテスという実在の踊り子だっけ。

演じたのは、ブリジット・バルドーの台頭前、フランスが誇った肉体派女優であるマルティーヌ・キャロル。
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『ローラ』のアヌーク・エーメ [2]
アヌーク・エーメは、『男と女』の主演女優として映画史に名を残すヨーロッパ美人。

だが、うんと若い頃はともかく、ロリ…いや、オードリー・ヘップバーンを代表とする「年を重ねても可憐なタイプ」を好む我が国の男子からは あまり支持されない、「オトナ女子タイプ」。
日本ではソンを してるよね (笑)。

allcinemaのプロフィールを引用、加筆・訂正。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:QRc27JnJw5YJ:
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php%3Fnum_p%3D38712%2B%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%A1&hl=ja&rls=GGLD,GGLD:2004-44,GGLD:ja&prmd=ivns&strip=1

1932年4月パリ生まれ。
両親ともにユダヤ系で、俳優一家の出。
本名は、フランソワーズ・ソーリャ・ドレフュス。
14歳の頃からダンスを習い、ルネ・シモンの演劇講座に通うなどする。
そこでアンリ・カレフ監督に見出され、1946年の『密会』で端役デビュー。芸名・アヌークは、この時の役名であった。
その後、一緒に仕事 (但し、その作品は制作中止になった) をした脚本家ジャック・プレヴェールが、彼女のために現代版“ロミオとジュリエット”として、アンドレ・カイヤット監督の原案を基に『火の接吻』のシナリオを1949年に書き上げ、主演した彼女はその美しさから注目を浴びることになる。

日本で、多くのアニメクリエイターに影響を与えたポール・グリモーの名作アニメ『やぶにらみの暴君 (のちにグリモー自身により改作され、 王と鳥 として完成)』に、なんと少年役で声の出演。
1958年の『モンパルナスの灯』でモディリアーニと恋に落ち妻となる画学生役を経て、20代の最後に本作『ローラ』へ出演。

『ソドムとゴモラ』のようなアメリカ資本の入った史劇大作にも女王役でお呼びが かかり、『甘い生活』『8 1/2』ではフェリーニやヴィスコンティ監督の下、マルチェロ・マストロヤンニと共演。

この頃、フランスにいた岸恵子 (1932年8月生まれの同い年) とも交友があったようで。
かつて中日新聞に載った岸のコラムには、アヌークとモーリス・ロネ (『太陽がいっぱい』などで有名な男優、1983年死去。当時のボーイフレンドか) と岸の3人で、南仏へ赤いトライアンフを飛ばす“夢のような情景”が描写されていた。
こんな感じの車か ? 狭い後部に ひとり、横たわって乗ったのかな。

その時、アヌークが岸に「彼が言うの。人生は所詮、映画の数コマみたいなものだって」と語る。
麦畑の中を抜ける道路、咲いている赤いコクリコの花、追ってきたハンサムな白バイ警官。
ク〜、たまらん ! ホント映画の一場面みたい !!

1966年、日本でも大ヒットしたクロード・ルルーシュ監督『男と女』にアンヌ役で出演。
ゴールデングローブ賞ほかを受賞、アカデミー主演女優賞にもノミネートされ、その人気を決定的にする。
ちなみにアンヌは、未亡人の映画スクリプターという役どころ。亡夫はスタントマンだった。
奇妙なことだが、アヌークが『男と女』の前後に出演した関連のない2作品 (『太陽は傷だらけ』、日本劇場未公開作『イヴ・モンタンの深夜列車』) でも、役名はアンヌという。

1970年、アルバート・フィニー (イギリスの名優で、『007 スカイフォール』の老管理人を演じていたアノ人です) との結婚を期に一線を退くが、のち離婚。

正式離婚前の1976年に、ルルーシュ監督 カトリーヌ・ドヌーヴ主演『愛よもう一度』の女囚役で復帰。
『男と女供戮砲癲∈討咼▲鵐面鬚能弍蕁
1980年にはマルコ・ベロッキオ監督 ミシェル・ピコリ共演の SALTO NEL VUOTO (英題 A LEAP INTO THE VOID) でカンヌ映画祭の主演女優賞を受賞。
1994年のロバート・アルトマン監督『プレタポルテ』ではデザイナー役、今だ衰えぬ美しさを披露してくれた。
80歳を越えても現役で、最新作はヴィクトリア・アブリル主演 MINCE ALORS ! (2012)。

結婚は4回、初婚は1949年で10代の頃。
2度目の亭主で、1955年に離婚したギリシアの映画監督との間に、一子あり (『ローラ』の設定は、実生活を映しているのだろうか)。
『男と女』の共演者で音楽家のピエール・バルー (♪ダバダバダ…もスキャットしていた) は、3度目の亭主。
先述のフィニーは、4度目で今のところ最後の亭主である。

IMDbによれば、身長は174センチ (5フィート「8 1/2」インチ !)。
本作での印象を日本の女優で例えるなら、米倉涼子って感じですかね。
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『ローラ』のアヌーク・エーメ [1]
「ヌーヴェル・ヴァーグの真珠」と言われているらしい、仏伊合作・85分のモノクロ小品佳作が、6月21日からのフランス映画祭で「2012年修復のデジタルリマスター版」として公開される。
わたくしが生まれた1961年に作られた、ジャック・ドゥミー監督の長篇 第1作で、日本では1992年に初公開。

ローラとは、フランス北西部の町・ナントの踊り子…子持ちのキャバレーダンサーを演じたアヌーク・エーメの役名である。

が、ローラというのは芸名 (源氏名) で、本名はセシルという。

そんなローラと10年ぶりに再会した、彼女が初恋の相手であるという幼なじみの男 ローラン。
思いは募り、ついにコクるが、「あなたは友人」と あしらわれガッカリ。

7歳になった男の子・イヴォンの父親で、ローラが帰りを待ちわびるアメリカの水兵・ミシェルは彼女のもとを去って久しいが、7年ぶりにナントへ戻ってきて…。

男女の人間模様が交錯する、時系列的には3日間の話だ。

アメリカの水兵も出てくるし、ナント (ドゥミー監督の故郷でもある) は「海に面した港町」と思っちゃうけど、基本的にはロワール川 (流れ込んでいるのはビスケー湾) 沿いの都市なのだった。

ラ・ロシェル軍港も近いな、『Uボート』を思い出すねぇ。

※ ナントは、「フランスの横浜」なんですってよ。
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『パシフィック・リム』には、石川賢や野口竜の影響が ? [2 完]
『パシフィック・リム』に登場する、各国のロボット。



外見で「お国ぶり」を あまり主張してないとはいえ、『スーパーロボット レッドバロン』(1973) で素晴らしかった、野口竜デザインによる世界のロボットからも影響を受けているのでは ????



『マクロス』系のラインや、アメリカ初の巨大ロボットバトル映画『ロボジョックス』風味も入ってるようだけど。

まぁ、何だか…どうよ。

わたくしは、
「野口竜 的なロボットとメカザウルスっぽい怪獣が、石川賢 的な世界でドツキ合うのが『パシフィック・リム』の本質」
と見た。

「日本作品への愛やオマージュは分かるけどサ、やらせてみると外人って かなりズレてるよねぇ」と感じたヲタクの方もいるだろうが、ハリウッド版ゴジラや『スピードレ−サー』よりも濃いコトしてるつもりなんだぜ。
…たぶん、きっと。
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『パシフィック・リム』には、石川賢や野口竜の影響が ? [1]

6月5日の朝7時前、テレビを点けたら『ZIP !』(日テレ) をやっていて、『フランケンシュタイン対地底怪獣』 (1965 東宝) のスチールが映ったので驚く。

夏公開のアメリカ映画超大作『パシフィック・リム』の紹介で、監督のギレルモ・デル・トロが、日本のロボットアニメや怪獣映画を いかに愛しているかが語られていたのだった。
その中でも好きな作品として『機動警察パトレイバー』はともかく、朝から『フラバラ』て !
専門チャンネルなら判るが…近来の椿事と言うべし。

そんな監督が、溢れるオマージュを捧げつつ創り上げたのは、パシフィック・リム…環太平洋の深海から現れた巨大怪獣と戦う各国のロボットの話。
怪獣の死体 ? がロンギヌスの槍みたく空母で輸送されてる画、ロボットがヘリで吊られてる様子や、2名のパイロットがシンクロしながら操縦する設定には、『エヴァ』の影響を感じないわけには いかない。






数種類 登場する怪獣のデザインは、予告編などで観る限り『クローバーフィールド』風な生物感だが、なんか昔、アニメで観たようなフォルムだ。
例えば、メカザウルスの中にいそうな。

ロボットが、タンカー船を棍棒代わりにして怪獣をブン殴るような豪快さ…もしや『ゲッターロボ』の影響では ?
デル・トロ監督が、作品のベースとして「真に」オマージュ捧げているのって、石川賢のマンガ的 世界では ??
そして環太平洋の深海に、恐竜帝国ならぬ怪獣 (海獣) 帝国が あるのでは ???

アメリカのロボットは対決の時、ロボット馬に乗ったり、地面から秘密兵器の巨大ライフルを入れた棺桶を引きずり出したりして (笑)。

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『オブリビオン』のバブルシップ [4 完]
バブルシップとともに本作で大活躍するのが、ドローンと呼ばれる球形の無人偵察攻撃メカだ。

トム・クルーズ演じる主人公は、エイリアンの攻撃で荒廃した地球に留まり (生き残った人類は、他の星に移住したということだが…)、バブルシップで地上に潜むエイリアンのパトロール & ドローンのメンテナンスをしながら、パートナーの女子とクラウドシティみたいな高空の「家」で生活しているというコトなのだが…

知りすぎてしまったトムのバブルシップを、ドローンの編隊が襲うシーン。
「溝とあらば入りたがる」、『スター・ウォーズ』か『ファイヤーフォックス』ばりのチェイスが展開、懐かしかったです。

ところで。
ドローンを見て、ジェリー・アンダーソンの『地球防衛軍テラホークス』(1983 - 84) を思い出さなかったですか ?

ゼロ軍曹とか。
数字のロゴもソレっぽいし、モチーフ…元ネタは たぶん、きっと。
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『オブリビオン』のバブルシップ [3]
実物大モデル制作中。

完成品を見るトム・クルーズとスタッフ。
出来映えには大満足の様子。 

コクピットには、プレスリーのボビング・ヘッド・ドール (バブルヘッド・ドール) が鎮座している。


オマケ。

劇中で上手い使われ方をする、プロコル・ハルムの♪青い影。
みうらじゅん司会の『笑う洋楽展』で初めてプロモを観たけど、脱力モノの出来でした…名曲なのになぁ。
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『オブリビオン』のバブルシップ [2]


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『オブリビオン』のバブルシップ [1]
映画『オブリビオン』の、荒廃した2077年の地球で、トム・クルーズが乗り回すのがバブルシップ。

細部まで作り込まれた飛行メカだが…

活躍するのは未来都市ではなく、かつての文明跡が頭をのぞかせる荒野。
5月19日、アメリカ・オクラホマなどを襲った大竜巻以上の「自然の驚異」が襲い来るだろう。
その時、この軽そうな機体では駐機時に、吹っ飛ばされてしまいそうな不安感が観ている間、常に付きまとった。
着陸ギアの可動は秀逸だが、もうひと声。
先端から出た爪が、ガッと大地に食い込むような描写が欲しかったな。

バブルシップは、ベル47ヘリコプターをモチーフにデザインされたという。
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