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海外では、田舎暮らしだけにしておけば良かったのに…

ブックオフで以前買ったロングステイ指南本「チェンマイ田舎暮らし」を再読していて、この著者は その後どうしてるかな?と気になり調べると。

バンコク刑事裁判所は2003年7月23日までに、著書の中でタイ王室の名誉を傷つけたとして侮辱罪に問われていた神奈川県出身の著述業、高橋公志被告(69)に対し、禁固1年6か月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。
判決によると、高橋被告は2000年8月にマガジンハウス(本社は東京)から、主に定年退職者向けに長期滞在のノウハウなどを解説した「チェンマイ田舎暮らし」を出版。この中にタイ王室の名誉を傷つける内容の記述があったとして、2003年2月、タイ当局に逮捕された。(時事通信)

アリャリャ。誰がタイ官憲に告げ口したか不明だが…。
日本で書いてれば(本書は、高橋氏がホームページで発表したものを元に加筆・構成されてるようだ。この頃、海外移住体験本を出版してたマガジンハウス編集者がネット閲覧中 目に留め、声がかかったのだろう)まだ良かったのに、この先達はタイに移住し、当時はまだ出来て間もないチェンマイの高級コンドー・ヒルサイド4と何故かチャイプラカーン村(チェンマイから、車で北へ2時間以上かかる場所だ。私は行ったことがない)に居を構えて、ロングステイサポートみたいな起業まで してたんだね。
30代で脱サラし、木材加工や仏壇屋や保険業を転々。50代で家族のため再びリーマン生活、海外駐在員への不動産仲介業をしているうちに定年退職後の海外移住を考え始め、チェンマイに決めたが。単なるステイヤーで終われず…という事らしい。
60歳定年と考えれば、チェンマイ入りは1990年代中盤でしょうか。

2000年当時のチェンマイは、初の日本語フリーペーパー「ヴィアンチェンマイ」が創刊されたばかり。「ちゃーお」(高橋氏が逮捕された2003年に創刊)もない。
チェンマイ発の現在のブロガーたちも、まだ来ていないか雌伏期。というか、ブログが普及し始めたのは3〜4年後である。
世が世なら、文章が上手い高橋氏は その分野にも参入し、才能を発揮したかもしれないのに。
早大文学部英文科中退で家族がいるとプロフィールや本文に書いてはあるが、タイに連れてきてるという記述はなく、「ハハァ!家族とは別離し、知り合ったタイ女性と村で暮らしてるんだな」と勘ぐるも、それを匂わす記述もない。
本には仙台出身とあるが、上の記事では神奈川出身となっている…謎が多いね。
文中に本人が写った風景写真があるが、定年退職後にチェンマイを目指すステイヤーにありがちなタイプのオヤジであった。

15年経ち、高橋氏は健在なら84歳。だが寒さが苦手で持病もあるといい、存命かどうか。タイ再入国は もう無理のはずなので、刑期を終えた後にまだガッツがあるなら、他の国へ行ったかもしれない。今回の記事に情報コメントが寄せられると、書いた甲斐があるが。
マガジンハウスは、本書で辛辣なタイ人分析(市井の人だけでやめときゃ良かったに、王室についても書いちゃった)もしている この人に、逮捕顛末記を書かせると良かったのにね。

| チェンマイところどころ2013〜 CHIANGMAI HERE AND THERE 2013〜 | 10:13 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
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