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東宝・宝塚映画版『サザエさん』特集 第3作 『サザエさんの青春』(1957.12) [1]
第3作は、初のカラー作品となった。
シネスコサイズになるのは、第4作からである。

『サザエさんの青春』(1957.12) 東宝
カラー、9巻・2263メートル、82分。

空き巣騒ぎなどあり、相変わらずバタバタしている磯野家。
ある日、山中老人 (第1作から この役を演じている、柳家金語楼) が訪ねてきた。
フグ田君 (小泉博) とサザエさん (江利チエミ) の、婚約の使者 = 仲人としてだ。
サザエさんは張り切った。
そして、フグ田君が九州に出張して会えない期間に、花嫁修業を開始したのである。
お母さん (清川虹子) を説き、磯野家の主婦として、料理・家計・育児などの「家事見習い」をすることを宣言したのだ。

その結果…コワレ物が続出し、家計は買物の時の珍計算で大赤字になった。
さらに保険屋 (小桜京子) にはマンマと引っかかり、育児は従兄のノリスケ (仲代達矢) と妻・ミチ子さん (青山京子) の間に生まれた男の赤ちゃんを借り練習するが、危くて見ていられぬと取り上げられて、何の成果も得られなかった。

家計の赤字埋めに、サザエさんはデパートでパートタイムのアルバイトをしたが、またまた大失敗をしでかした。
店内が ひっくりかえりそうな珍騒動 !
そんな中、サザエさんが たまたま そのデパートで親切にした奥様は、サザエさんの父親 (藤原釜足) の会社の専務夫人。
その海老名夫人 (第2作で伊佐坂夫人を演じた、藤間紫。夫の専務役は益田キートン) からサザエさんは見込まれ、なんと息子 (江原達怡) の嫁にと所望された。
サザエさんには、フグ田君がいるのに…。

サザエさんは父親の顔を立て、伊豆で開かれる海老名家のパーティに出席した。
その席に、九州出張中と思ったフグ田君が現れ、夫人の息子がサザエさんと見合いするのだと聞き、プンプンになって帰ってしまう。
サザエさんは悲しんだが、お父さんの努力で、フグ田君と和解できた。
山中老人を煩わして、フグ田君に事情を説明してもらったのだ。

秋晴れの日、運動会が開かれた。
サザエさんは1等賞をとった。賞品をフグ田君と一緒に開けて見た時、サザエさんは照れないわけには いかなかった。
何故なら、中には夫婦茶碗のセットが入っていたからだ。
http://movie.walkerplus.com/mv25343/
より転載、一部改行・訂正あり。
http://www.ne.jp/asahi/gensou/kan/
eigahyou35/sazaesannoseisyun.html

から補足し、ウィキも参照しました。

音楽担当が、前2作の原六朗 (1915 - 2001 美空ひばりの お祭りマンボ、素敵なランデブーを作曲) から内藤法美 (1929 - 88 東京キューバンボーイズ出身、のち越路吹雪と結婚。これが初めての映画音楽らしい) に替わって、タイトル曲も一新。
しかし、内藤は本作のみの担当となった。

サザエさんのお父さん = 波平が、20年も連れ添っている自分の妻の名前を忘れていることが発覚するギャグ。
長年、「おい」とか「お前」と呼んでいる内に忘れたらしい。
このネタは、最終第10作にて再び登場。
本作では波平の上司が出るものの、勤務する会社名が判るのは、第9作である。

ワカメの松島トモ子、ノリオの藤木悠は そのままだが。
1・2作目でカツオを演じた小畑やすし が降板、交代した白田肇 (小津安二郎の「お早よう」にも助演。オナラゲームでウンコ漏らしちゃう子・コーちゃん役だった) が、最終第10作まで演じることになった。
小畑は、雑誌モデルのほか1952年頃より子役として映画出演しているが、翌58年2・3月の東映『少年探偵団』(第4弾「透明怪人」「首なし男」の2部作) 出演を最後に、本人の意志で芸能界を引退。
高校はアメリカに留学、商社マンとなった。
http://www.mannerchor-keyaki.com/omoide.html
リタイア後に参加していた、コーラス・サークルのサイトによると、2010年に心臓病で急死したそうだ。
メンバーにも子役時代のことは明かさず、死後に奥様が語ってくれたという。

仲代達矢が、ノリスケ役で復帰。だが、4作目以降の出演は叶わなかった。
彼の赤ちゃん、イクラちゃんということになろうが、劇中で名が出たかどうか不明。

前作で伊佐阪先生を演じた三木のり平は、別の役 (波平の会社の元・小使) で。
2作目で隣家の多胡夫人を演じた、一の宮あつ子が同じ役で続投。4作目は別の役、5作目は出演していないが、6作目から10作目まで再び演じた。

ほかに有島一郎、若水ヤエ子、塩沢登代路、村松恵子、中島春雄。
塩沢は、この翌年に舌ガンを発症、治療のために総入れ歯となってしまう。但し東宝映画にはコンスタントに助演、長期のブランクは無かったようだ。
塩沢とき への改名 (登代路は本名) は、手術後に したらしい。本シリーズでは、最終第10作に再登場する。

脱線トリオの八波むと志 由利徹 (南利明は、出ていない) が御用聞き、魚屋役で。
沢村いき雄は今回、丘寵児と一緒に登場。冒頭シーンの、クズ屋に偽装した空き巣役だ。
| 長谷川町子の部屋 FEMALE MANGA ARTIST MACHIKO HASEGAWA | 08:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
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