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東宝・宝塚映画版『サザエさん』特集 第2作 『続サザエさん』(1957.4) [1]
第1作封切りの4か月後に公開された、第2作である。

『続 サザエさん』(1957.4) 東宝
モノクロ・スタンダード、9巻・2301メートル、84分。
『続・サザエさん』になっている資料も。

気だては良いが お転姿娘のサザエさん (江利チエミ) も、この頃は結婚問題について真剣に考え始めた。
平目女学校の同窓会へ行っても、仲のいいクラスメイトは既に結婚している。
山高産業に勤める、親切なフグ田君 (小泉博) のことが忘れられないサザエさん。
ある日、思い切って胸のうちをフグ田君に打明けた。フグ田君も同じ思いだったので、2人の心は固く結ばれた。

しかしサザエさんの せっかちな性分は、急に淑かになろうと思っても治るものではなく、弟のカツオ君 (小畑やすし) と取っ組合いをしたり、大変なもの。
姉弟喧嘩は殆んど年上の方が怒られる。
サザエさんも その例で、お彼岸の御進物用の おはぎを妹のワカメ (松島トモ子) からカツオたち腕白小僧どもが横どりしてしまったので、サザエさんが怒っていると、かえって事情を知らぬお母さん (清川虹子) に「大きな声を出して !」と注意されたり、カツオの顔に墨をつけたまま気付かずに外出したりする。

※ 映画未見なので、文意が不明なり。
「サザエが、寝ているカツオの顔に墨でイタズラ描きしたら、起きたカツオが気付かず外出した」ってコトなのか、その逆で「サザエがカツオにイタズラ描きされたまま、気付かず外出した」ってコトなのか ?
たぶん後者と思うけど、どなたか ご教示を。

フグ田君と会って10日ほど経ったある日、フグ田君がお母さん (梅野公子) を連れてサザエさんの家へ来た。
ところが生憎その日、サザエさんのおデコにはコブが。
そのコブは、隣のメロドラマ作家・伊佐阪難物先生 (三木のり平、夫人の軽子役は藤間紫) を、サザエが磯野家に居候することになった従兄で大学生のノリオ君 (ノリスケの弟になるのか。藤木悠が演じた) と訪ねたとき、先生の居ない間、散々にその悪口を喋ったため殴られて できたものだった。
だが、サザエさんは額のコブに絆創膏を張って、いとも淑やかにフグ田君とお母さんの前に現われた。お母さんはサザエさんが気に入ったようである。
サザエさんの父母とフグ田君母子が縁談について話しているのを、サザエさんは隣室で胸をときめかして聞いていた。
ところが熱心に聞く余り、つい力が入ってサザエさんは襖を破り、皆の前に倒れ込んでしまった。
フグ田君のお母さんは呆れて帰る。
しかしサザエさんの真心はフグ田君のお母さんに認められ、こんな健康な娘はいないとまで思われるようになった。
一家の笑い声にまじって、サザエさんが のど自慢で取った賞品の仔豚までが賑かな鳴き声を立てていた。
http://movie.walkerplus.com/mv25070/
より転載、一部改行・訂正あり。
ウィキ、こちらの映画評も参照しました。
http://www.ne.jp/asahi/gensou/kan/
eigahyou35/zokusazaesan.html


同窓会で、江利チエミが「三人娘」シリーズで一緒の美空ひばりと雪村いづみのモノマネをするシーンは見どころらしい。
仲代達矢がビッグになって忙しいせいか、サザエの従兄ノリスケは登場せず。奥さん役の青山京子は出演。
代わりに藤木悠が、やはりサザエの従兄に当たるノリオ役でレギュラー入り。第5作まで出演した。
前作から登場している柳家金語楼はレギュラー決定で、第4作を除くシリーズ9作品に同じ山中老人役で出演。お父さん・波平の友人で、仲人役という設定だ。
今回、その妻を演じているのは、前作で おでん屋のオヤジだった沢村いき雄。

長谷川町子のマンガ「似たもの一家」(1949 「週刊朝日」連載) から、TVアニメでもおなじみの作家・伊佐阪先生が登場 (マンガとアニメ版の苗字は伊佐坂だが、ネット上の記載は伊佐阪。元になっている「キネ旬」の誤字かも知れない)。三木のり平が演じているが、社長シリーズなどとは違い、悪口を言われたとはいえコブが出来るほどサザエを殴るなど、おっかないキャラのようだ。
なお、長谷川の「サザエさん」原作にも1952年頃、伊佐坂先生一家がゲスト出演している。フネさんと伊佐坂夫人が女学校の同級生という設定であった。
連載された「週刊朝日」「朝日新聞」が同じ系列なので出来たことだろうが、当時「似たもの一家」も姉妹社で単行本化されていたので、読者へのファンサービスだったのかも。

第1作とは違う役で一の宮あつ子、森川信。
一の宮は、隣家の多胡夫人役。ちなみに夫の名は“八郎”らしい。
森川は、サザエのお母さん・フネの親族で、実家シーンで登場。

ところで、東宝特撮ファンが多胡と聞けば。
間違いなく、『キングコング対ゴジラ』(1962.8) で有島一郎が快演した、パシフィック製薬・多胡宣伝部長を思い出すだろうが…。
ひょっとして あの部長、磯野家の隣人だったりして。
宣伝部長の名が八郎なら、確率は高そうだが…『キンゴジ』劇中では、不明なのだ。
ちなみに有島は、本シリーズの第3作・第8作に税務署員・画家役で出演。

若山セツ子は、第1作と同じサザエのクラスメイト役らしいが、結婚し姓が変わっている。
今回の御用聞き役は、脱線トリオの3人。由利徹、南利明、八波むと志。
電器屋役で、特撮ファンにはおなじみの大村千吉。
他に宮田洋容、中田康子、本郷秀雄、千葉信男、堺左千夫、佐原健二、広瀬正一が助演している。
| 長谷川町子の部屋 FEMALE MANGA ARTIST MACHIKO HASEGAWA | 09:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
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