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東宝・宝塚映画版『サザエさん』特集 第1作 『サザエさん』(1956.12) [2]
進駐軍廻りで実力を認められ、歌手・女優として大人気。東宝でも三人娘シリーズがスタートしていた江利チエミ (1937 - 82) は、 当初サザエ役のオファーに乗り気でなかったそうだが、コメディエンヌ全開でハマリ役。
映画終了後も、TV・舞台で演じ続けることになる。

高倉健が昨年 亡くなったとき、妻だった女性として、改めて その名がクローズアップされた江利。
1948年版の映画・ラジオ・フジテレビのアニメやドラマスペシャル…サザエさんを演じた女優は多いが。
江利は原作者・長谷川町子も納得の女優で、『たけしの誰でもピカソ』(2006.9) の特集によれば、手紙のやりとりなど交友もあったようだ。

私は持っていませんが、第1作ポスターはネット上でも発見出来ず。
レアなブツなのかな。

これはパンフレット (プレスシートかも) らしい。

車内 中吊りポスター。
同時上映は、同じ青柳信雄監督で宮城まり子主演の『てんてん娘』2部作 (「てんてん天気は日本晴れ」、「てんてん娘に花が咲く」。 制作は宝塚映画とJMDBにあるが、この地方版ポスターでは東宝映画になっている) であった。

封切り3本立てが、全て同じ監督の作品って凄いな。
職人・早撮り監督としてのみ語られる事の多い青柳信雄 (1903 - 76) だが、翌1957年には東宝版『生きている小平次』も撮っている。
8代目・坂東三津五郎の実兄。
1960年代中盤にテレビへ、C.A.L. (シー・エー・エル、「水戸黄門」など多くの人気番組で知られる制作会社) の初代社長に。
長谷川作品では、青島幸男が初代を演じたことで知られる『意地悪ばあさん』(1967 - 69) も同社が制作。
古陶磁の蒐集家でもあった。
兄・三津五郎が、フグの肝を食べ中毒で亡くなった翌年に死去。

息子は、『トラ・トラ・トラ !』制作時にアメリカ側との交渉役だったが、黒澤明 監督降板事件の「原因」を作ったと言われる、青柳哲郎 (1934 - ) だ。
父もまた、戦後 新東宝に移って製作側に廻っていたとき。
当時 専属女優だった高峰秀子のギャラ未払や他社出演 (松竹「破れ太鼓」、結局出なかった) 契約時の不正を、彼女の自伝「わたしの渡世日記」(1976) で暴露された、モンダイの人物でしたっけ。
う〜ん…この父子が もっと上手くやってくれていたら、日本はおろか、世界映画史が変わったのに !

本作のヒットにより、約4か月後には続編が公開される。
| 長谷川町子の部屋 FEMALE MANGA ARTIST MACHIKO HASEGAWA | 08:33 | comments(1) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
コメント
小山様、お疲れ様です。
「サザエさん」映画とは、意表をつかれました。私には、完全に未知の世界なので、とても楽しみです!
そして小山様の竜子愛も、ひしひし感じました。三蔵、八戒に続き、沙悟浄も旅立たれて、寂しい限りですね(悟空はご健在なのか、ご存知でしょうか?)。それでは、また伺います。
| 豆はんてん | 2015/04/21 1:47 AM |
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