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特撮10番勝負 2015 [9] 巨人機
イマジカBSで、10数年ぶりに『来るべき世界』(1936 イギリス) を観た。
H・G・ウェルズが前年に発表したSFが原作で、シナリオも担当。
ウィリアム・キャメロン・メンジースとヴィンセント・コルダという有名美術監督が組み、ネッド・マンが特撮を担当した、ビジュアル重視のクロニクル映画だ。 

イギリスを模したエヴリタウンが、制作時から近未来の1940年に某国の爆撃を受け荒廃。
さらに、長期に及んだ戦争で撒かれた毒ガスの影響か、奇病も蔓延。
文明は中世のレベルまで落ちる。
その状況が一段落した1966〜70年、高い科学力を温存している飛行家たちの国がやって来て、鎖国状態のエヴリタウンを平和的 ? に制圧。
そして大土木工事の末、画に描いたような科学都市が完成する。
2036年、彼らの指導者は次の目標を月と定め、巨大な宇宙砲で人間を月に送ろうとするが。
反対勢力が計画阻止の暴動を起こし、群衆が宇宙砲に殺到する…。

飛行家の国がエヴリタウンを制圧するくだりで、巨人機の編隊が登場。催眠ガスで抵抗する住民を眠らせると、パラシュート部隊を降下させるシーン。

レトロなメカ好き諸氏には、今なおグッと来る名シーンだが、巨人機にインスパイアされたと思われるメカが、翌年の連続活劇 Dick Tracy (1937 アメリカ) に さっそく登場している。

悪役・スパイダーの乗機だそうで、『宇宙戦争』(1953) にホンモノが登場した、ノースロップYB49爆撃機と似ている。
全翼機は、制作当時の科学雑誌などで取り上げられていた、最先端メカだったのか。

特撮はキューバ出身、セオドアとハワードのライデッカー兄弟チームが担当。

特撮全般をこなすが、特に戦闘機やSFメカ操演の名手として知られ、テレビでも活躍。
『原子力潜水艦シービュー号』(1964 - 68) のフライングサブは特撮マニアの語り草だが、弟ハワードが1969年に50代で早世後は、一線から退いたようだ。
兄セオドアは、1990年に81歳で死去。
| 今週のわたくし2015 SUBCULTURE DIARY 2015 | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
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