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特撮10番勝負 2015 [6] 世界大戦1940
1933年といえば、2月にもう1本、特撮シーンが有名な映画がアメリカで公開されていた。 
『男子戦わざる可 (べ) からず』。
Men Must Fight の原題の方が知られているかも。
日本公開年がネット記事では不明だが、たぶん33年に公開されているだろう。

元は舞台劇。
第1次大戦から語りはじめる戦争メロドラマのようだが、制作時より近未来である1940年に話は飛び、第2次大戦が勃発。

ユーラシア国がアメリカ本土・ニューヨークを夜間爆撃する、映画ならではのスペクタクルシーンがある。

先述したアメリカの特撮マン、ネッド・マンが腕を振るった『来るべき世界』(1936 イギリス) にも、ロンドンを想定したエヴリタウンが1940年に夜間爆撃を受けるという、予見に満ちたシーンがあるが。
本作は3年以上前の制作にも かかわらず、出来映えは負けていない。

1920年代より、『ツェッペリン倫敦爆撃』(1929)『地獄の天使』(1930) など、飛行船が登場する戦争特撮映画が作られていたが、本作にも登場するようだ。

特撮担当者はクレジットされておらず、不明。
当時の事だから、キャメラマンとしてクレジットされたジョージ・J・フォルシー (1898 - 1988 マルクス兄弟の映画やミュージカルで活躍。息子は編集者として有名、ジョン・ランディス作品の製作も担当) が兼ねていたのかも。
戦後に『禁断の惑星』(1956) を撮影したフォルシーだが、本作には奇しくも監督のフレッド・M・ウィルコックスが助監督で参加していた。
| 今週のわたくし2015 SUBCULTURE DIARY 2015 | 13:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
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