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ハリウッド版ゴジラが また来る [7]
ハリウッド版『ゴジラ』をアジア某国で、公開初日の2回目の上映で観ることが出来た。
「5月16日全米公開」という情報だけインプットしていたから、まさか この国では5月15日公開だなんて、知らなかったのだ。
宿近くに1月末オープンしたショッピングモールのシネコンに昼過ぎ、明日の上映時間をチェックしに行ったら、もう上映していてビックリ。
1回目の3D上映は始まっていたので、2回目のチケットを慌てて買った次第。

相変わらずコアなゴジラファンの否定的意見はあるようだが、個人的には大満足の「ザ・怪獣映画」であった。
大ヒットで続編も作られるらしいし、ゴジラを生んだ国の民も素直に喜ぼうではないか。

ただ、映画の内容は。
Gamera : Guardian of the Universe …『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995.3) の英題…ならぬ、Godzilla : Guardian of the Universe !
平成ガメラ3部作オマージュに溢れてるんですけどね。

映画のラスト、海に還ってゆくゴジラ。
米軍兵士やサンフランスコ市民が敬意を持って見送るが、エンドタイトルに爆風スランプの「神話」が流れてきたとしてもオカシクないですよ。

さらに、ギャレス・エドワーズ監督が お好きであろう特撮映画のオマージュも多々。
ゴジラと敵対する二体の怪獣ムートーのうち歩行タイプの雌が、夜の山中、鉄橋で核弾頭ミサイル輸送列車を襲撃するシーンには、「燃えながら走ってくる列車」や「川を流れてくる兵士の死体や破壊された車両」といった、スピルバーグ版『宇宙戦争』(2005) の名場面が“引用”されている。

ちなみにムートー M.U.T.O. とは、本作版のゴジラと同じく、約2億7000万年前のペルム紀に生息していた、核エネルギーを喰う巨大生物。
Massive Unidentified Terrestrial Organism (未確認巨大陸生生命体) の略とウィキにあった。

♪サ〜ンフラ〜ンシスコのチャ〜イナタウンにムートーの飛行タイプの雄が舞い降り、雌は そこに卵を産み付ける。
『空の大怪獣ラドン』(1956.12) のオマージュだろうが、チャイナタウンを舞台にしたのは、羽ばたきで屋根瓦が吹き飛ぶ場面をやってみたかったから ?

ムートーの電磁波攻撃で、機能停止した戦闘機がボタボタ「落下」するシーンは秀逸。
「ヒロシマの記憶」をはじめとして、津波、原発クライシス、9.11など、忌まわしい事件・災害を想起させる場面も多く盛り込まれている。

ひとつ、気になったのは。
ホノルルにゴジラが上陸するとき、海水が沖に引いていって (少女が最初に気付く) 津波に なるんですけど。
ゴジラ上陸のパワーによるものと言いたげだが、ちょっと規模がデカ過ぎるし、ヘンじゃないか。
津波シーンを入れたい気持ちは判るがネ。

宝田明のクレジット (入国管理官役) はエンディングにあったが、出演シーンは、この国の上映版ではカットされた様子。
『トラ・トラ・トラ !』(1970) の渥美清のように、日本上映版のみのサービスかも知れない。

ちなみに そのアジア某国では、映画を観た5日後 全土に戒厳令が敷かれた。
さらに2日後 軍のクーデターで政権が交代し、夜間外出禁止令も出されて、街中でも銃を持った兵士がフツーに見られた。
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