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アメリカの国策戦争映画『北大西洋』は、特撮ファン必見
10月に発売された、ハンフリー・ボガート レイモンド・マッセイ主演『北大西洋』(1943) は、第2次世界大戦中にアメリカで作られた、戦意昂揚が目的の国策戦争映画である。

『カサブランカ』を終えたボガートを主演に迎えているが、ロイド・ベーコン監督じゃあ、「ワザワザ買って観るまでもない作品」と思う人も多いだろう。

内容も、
高性能ガソリンを運ぶアメリカ輸送船団。
襲うナチス・ドイツ軍のUボートや戦闘機。
という、アリガチなパターン。しかも2時間を超える長尺で、モノクロ作品だ。

1951年に日本公開されたときの双葉十三郎による採点は、50点。
国策映画なので、終戦直後の日本で点が辛いのは仕方ないが、双葉氏が触れていないゴチソウが本作にはある。
それは特撮だ。

我が国でも、『ハワイ・マレー沖海戦』(1942 東宝) を筆頭に、大戦中に作られた国策戦争映画は特撮技術に大いなる発展を もたらしたが、本物の戦闘機や軍艦が使えるはずのアメリカでも同様で。
大戦中はアカデミー賞の視覚効果賞…1962年までは特殊効果賞と呼ばれた… を、国策戦争映画が受賞 (『特攻決戦隊』『東京上空三十秒』など) するケースも。

この映画、アカデミー賞の選には何故か漏れている (ノミネートすら されていない) が、隠れた逸品として押したい。
特撮担当は、『風と共に去りぬ』のジャック・コスグローヴ (特技監督 扱いだ) とエドウィン・B・デュパー。
エドウィン・B・デュパーは、作品によっては「A・デュパー」名義にしている特撮マン。自ら、担当作をA級とB級に分けているわけじゃないだろうが…。
誰か、この謎を解いてくだされ。

それは、ともかく。
艦船 特撮好きには堪えられない、ミニチュアによる珠玉の特撮カットが満載です !

後年の『南太平洋』(1958) と題が似ているから、店頭でミュージカル映画と思っちゃう人も いるかもしれませんが (笑)。
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