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マイティ号、飛翔 [5]
おぉ ! やっと飛びましたな。

今はなき、ミッチェル社のハイスピード・カメラ (モニター600の名で伝えられるが、カメラの写真はネットで見つからなかった) の威力。

http://webcache.googleusercontent.com/search?hl=ja&rls=GGLD,GGLD%3A2004-44,GGLD%3Aja&q=cache:yTsUveNZ-DwJ:http://www.geocities.jp/tustation/mj2.html%2B%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%EF%BC%96%EF%BC%90%EF%BC%90&ct=clnk
このサイトの詳しい記述に拠れば、モニター600はタイヤのパンク解析など本来工業用の目的に使われるカメラ。
25倍までスピードが上げられたという。

以下、余談。

上のサイトに、円谷英二が1964年の外遊時、ニューヨーク万博を東宝の重役たちと見たあとイギリスにも立ち寄り、『マイティジャック』メカ描写に強い影響を与えている作品『サンダーバード』を制作中だったジェリー・アンダーソンの21世紀プロを訪れたという話が書いてあってビックリ。
出所は、佐川和夫 特技監督の話というが。
『サンダーバード』放送は本国では1965年9月からだが、パイロット版は1964年に完成しており、時系列は合う。

だが、円谷英二研究の権威 故・竹内博氏が作成した円谷英二 年表 (以下、竹内年表と表記) に、「この話」は載っていない。

1964年に円谷は。
1月に渡米したのは間違いないようだが、竹内年表にはオックスベリー社を訪れオプチカル・プリンター購入を決めた話が載っているだけだ。
同年5月には、日米合作『勇者のみ』ロケハンのためハワイに行き、そのあと打ち合わせでロスへ寄っている。
時間が余ってニューヨーク万博は行けたかもしれないが、これは外遊ではないから、イギリスに立ち寄ったとは考えにくい。
しかも、この時は特撮美術の渡辺明と撮影の有川貞昌が同行しただけ。東宝の重役は関係ない。

ニューヨーク万博 (世界博と書かれることもあるようだが、ワールド・フェアとはエキスポ同様に万博のこと) は、ご存じのように1964年4月から1965年10月まで開催された。

1964年1月に行ったというのなら、工事中の現場でも視察したのか ? 内覧会にはチト早い時期じゃない ??
念のために書けば、1965年に円谷は外遊していない。円谷プロで制作中の勝負作『ウルトラQ』監修もあったし、多忙を極めていたためか。

竹内年表にも漏れはあるようだが、ホントなら絶対外せぬエピソードだし、チョットおかしくないですか。

なおニューヨーク万博では、トランスポーテーション & トラベル・パビリオン用の全天周映像『TO THE MOON AND BEYOND』(月より彼方へ) が話題となった。
『2001年宇宙の旅』の特撮スタッフとして引き抜かれることになる、コン・ペダーソンやダグラス・トランブルも参加した映像展示だ。

万博がらみで、竹内年表を調べると。
円谷英二は、1962年 夏の外遊時にシアトル万博を見ている。この時は、藤本真澄プロデューサーと脚本家の笠原良三が同行した。
1967年 夏の外遊時には、モントリオール万博へも。馬淵 東宝副社長と岩淵 撮影所技術研究室長が同行した。
結果的に自らの寿命を縮めることになる、大阪万博 映像展示のための調査を兼ねていたのであろう。
この外遊では、イギリスにも行っている。
21世紀プロを訪れているとすれば、このタイミングしかないが…『サンダーバード』制作は とっくに終了し、『キャプテン・スカーレット』が作られていた頃だ。
上のサイトの記述とは、話が違ってくるな。
竹内年表には、イギリスで「アーサー・ランクのスタジオを訪問した」とだけ書かれている。

※ 『勇者のみ』のハワイ ロケハンのあと、ロスへ打ち合わせに行った (監督も務めた主演者 フランク・シナトラの、ハリウッドにあるプロダクションだろう) 話は竹内年表には出てこないが、「特撮をめぐる人々」の渡辺明インタビューで語られていた。
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