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コアな日本映画マニア必読 ! 「ウィリアム・ロス 映画人生 五〇年」 [5]
『スター・ウォーズ』(以下、SWと略記) 日本公開前夜、急遽 作られた亜流作2本に出演。

『惑星大戦争』(1977.12 東宝)

池部良との2ショット。

当時、いくらSF映画ブームが来ていたとはいえ「こんな愚作を よく作ったな」と思っていたのに。
先日、日本映画専門チャンネルで20年ぶりくらいに再見したら、意外と面白く観れて驚いた。
SW というより、『宇宙戦艦ヤマト』が やりたかったのね。
特撮もイイじゃない、光線のアニメ合成タイミングもキモチ良かった。

ワインみたいに熟成され、作品にウマミが出たのかねぇ。それとも、こっちの感性が鈍磨し何でも許せるようになったのか…。

『宇宙からのメッセージ』(1978.4 東映)

この作品が、アカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされたという「逸話」については、数年前に検証したことがあるけど。

先日、竹内博氏の遺著「特撮をめぐる人々」を読み直していたら、矢島信男 特撮監督インタビューで

「1980年の米アカデミー賞 最優秀外国語映画賞にノミネートされましたね」
「そう、日本のアカデミー賞には入れてもらえなかったけどね。本場では認めてもらえた」

というヤリトリが。
エエッ、視覚効果賞にノミネートされたという話じゃなかったのぉ。
外国語映画賞って、『宇宙からのメッセージ』が ?
特撮だけなら ともかく、宇宙暴走族の活躍やエメラリーダ号が、アカデミー協会員にアッピールしたのか…絶対ナイでしょ、そんなコト !

岡田裕介プロデューサーや矢島監督ほかスタッフは、『スター・ウォーズ』を参考にすべく、ハワイまで観に行ったらしい。
ウィキにも書いてあるが、制作中に東映京都撮影所へ見学にやって来たSWのスタッフって一体 誰なのか。もしかしてエドランド ?

※ 1980年のアカデミー外国語映画賞受賞作は、『モスクワは涙を信じない』(この年ノミネートされたのは、クロサワの『影武者』)。
ちなみに、前年1979年は『ブリキの太鼓』。
翌年1981年は『メフィスト』(小栗康平『泥の河』がノミネート) が受賞した。

『復活の日』(1980.6 角川映画・TBS)

それなりの海外スターを並べ、チリ海軍の潜水艦を借りて南極ロケ。
掛け値なしの角川映画SF超大作にも出演。
| 邦画貼雑帖 FOLDER OF JAPANESE MOVIES | 23:58 | comments(1) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
コメント
「宇宙からのメッセージ」アカデミー賞ノミネート疑惑について、昨日までツイッター上で再検証したのですが、2004年刊行の「70年代日本の超大作映画」にこのことを書かれた樋口尚文氏から「夢のある大誤報ということで(許してチョ)」という返信をいただきました。
(論証にはKOYAMAさんの御意見も使わせていただきました)

かつては定説化していたエピソードですが、今では映画もろともそのエピソード自体が風化しているようで、寂しい限りです。
いつまでも疑問符のつく珍説として映画ファンに夢を与え続けて欲しいのに。
| 三一十四四二三 | 2013/05/23 7:22 PM |
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