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晴れた日は、百窓から富士山が見える…
∞様 (ハンドルネームを変えられたのですね)、わたくしも7月22日に頂いたコメントの返事が遅くなり、失礼しております。 
というのも、以前保存しておいたはずの この画が なかなか見つからなかったからで…。
これは、コメントの返事代わりの投稿です。

東宝映画・社長シリーズの28作目『社長繁盛記』(1968.1) 冒頭。
望遠で捉えた富士山からキャメラが豪快にズームバック、百窓が見えてくるというカットが ありまして。

分かりづらいですけど、中央にウッスラと富士山が。
これなら、晴れた日は建物の中からも綺麗に見えたでしょう…。
そのせいか、百窓が建っていた付近は現在、富士見坂と呼称されているようですね。

森繁久彌 演じる、主役の高山物産社長・高山圭太郎は百窓の主というわけではなく、ご近所に住んでいるという設定なのでした。
物語と百窓は この後、一切 絡むことはありません。

映画は、毎度お馴染みのサラリーマン喜劇ですが、1968年2月公開の続編と併せ、香港のバイヤーを演じる小沢昭一と社長の部下・谷啓が怪演・珍演。
四国を舞台にした幾つかのシーンには、大笑い間違いなし。
わたくしの地元・名古屋と明治村でもロケされ、シリーズ後期としては良作でしょう。
本作は「特撮モノ」ではありませんから、∞様が観ても損は されないはず。
レンタル店にも置いてあると思いますので、時間は短いですけど、在りし日の百窓映像を是非ご覧になって下さい。

撮影時期はおそらく、公開前年の1967年 晩秋でしょう。
| 今月の百窓 (ひとまず完結) HYAKUMADO, a lost building | 08:20 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
コメント
通りすがりに失礼します。植木等さんの映画で会社のお偉いさんの後ろに百窓の完成予想図らしきものが飾ってありましたね。大冒険か車のセールスマンの映画だったかと思いましたけど。
| やまたなおこ | 2017/07/25 11:45 AM |
初めまして。
2012年の古い記事に、コメントありがとうございます。
百窓の完成予想図がクレージー映画の劇中の社長室に?全然知りませんでした。
『大冒険』(65.10)は最近もCSで観てますが、該当シーンに記憶なし。
自動車会社が舞台といえば『ゴマすり男』(65.5)、長い間 観てませんので、コレかも。
百窓は1965年7月着工〜66年5月完成と いいますから、時期としては合います。
珍しい建物なので、映画関係者も着工前から注目し、完成予想図を拝借したんでしょうか?
ビデオかDVDを お持ちでしたら、ぜひ確認いただき、再度コメントしていただけると嬉しいです。
ちなみに『ワルノリ男』(70.12)では、カメラマン谷啓のスタジオとして百窓が登場。ロケが行われてました。
| J・KOYAMA | 2017/07/25 6:03 PM |
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