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『世にも怪奇な物語』とマリーナ・ヤールの末裔 [1]
6月、BS-TBSで『世にも怪奇な物語』(よく1967年の映画と書いてあるが、フランス・イタリア公開は1968年である) を久しぶりに観た。

BSで放送する映画はノーカットとばかり思ったら、20分くらい切ったカット版である。
でも久しぶりで、小学校の頃 月曜ロードショーで初めて観たとき (1972年4月らしい) の感覚…「怪奇っていうから、怪物が出る恐怖映画とばかり思ったけど、コドモが観ちゃイケナイ映画だったんだ」…が蘇り、懐かしかった。

ヨーロッパの3監督が撮った、エドガー・アラン・ポー作品を原案としたオムニバス映画。
少女が出てくるフェリーニの3話が有名だが、それは後述するとして、他のエピソードについて少し書く。

昔から評判がイマイチな、ロジェ・ヴァディム監督の1話「黒馬の哭く館 Metzengerstein」。
映像の行間を読むと、相当エロいことに改めて気が付く。
クロード・ルノワールの撮影も素晴らしい、個人的な評価を改めた。
やりたい放題のドS女伯爵 ジェーン・フォンダ (当時、ヴァディムの妻だった。衣装がステキ !) が破滅してゆく、詩的なエピソード。
彼女とお風呂に入り、乳首つまみあってる (らしい) 黒髪の女はカルラ・マルリエ。
放火も厭わぬジェーンの従僕は、マカロニウエスタンにも出ていたセルジュ・マルカン。
イギリスの重量級脇役ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス (フランス映画にも何本か招かれ出演している。容貌通りの豪快な人柄は好かれたらしく、『セシルの歓び』などで共演したブリジット・バルドーは、自伝で彼の早世を惜しんでいた) もクレジットされているが、今回の放送では出番が殆どカットされている様子。
ジェーンとピーター・フォンダの、姉弟共演でも知られるエピソード。

ルイ・マル監督の2話「影を殺した男 William Wilson」は、“もう1人の自分”という恐怖を描いたエピソード。
劇中、大学の解剖授業シーンがあり、老人の遺体に教授がメスを入れる。
小学校のときに観て ずいぶん生々しかった記憶があるけど、今回観直し、やっぱり「ホンモノ」らしいと確認。
死体かナマミかは不明だが、血は出ない。アップのカットだけ、病院にキャメラを持ち込み撮ったんでしょうか。
この映画の主人公 アラン・ドロンは、鈴木清順の『野獣の青春』(1963 日活) に出てきそうなほどサディスティックで、ソッチの ご趣味の方はタマランでしょう。
ドロンと子分たちが拉致し、手術台で裸にされ いたぶられる女は、カティア・クリスティーナという女優らしい。
トランプ勝負の場面で登場するブリジット・バルドーも、ドレスを剥かれ背中をドロンに鞭打たれる。

で、3話である。
フェデリコ・フェリーニ監督とテレンス・スタンプが組んだ「悪魔の首飾り」だ。イタリアに招かれたイギリスの俳優が“自動車事故死”するまでの一夜がシュールに描かれるが、ここに有名な「悪魔の」少女 が登場する。
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