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『空の大怪獣ラドン』再見 [1]

日本映画専門チャンネルで、『空の大怪獣ラドン』(1956.12 東宝) を久しぶりに観た。

キネ旬データベースの紹介記事に補足して、ストーリーラインを おさらい。
http://www.kinejun.jp/cinema/空の大怪獣ラドン

異常な暑さが続く夏、阿蘇山に近い九州のある炭鉱で突然 出水事件が起った。
技師の河村繁 (佐原健二) が現場に急行、そこに由造 (鈴川二郎) という鉱夫の死体を発見した。警察が捜査に乗り出したが、一緒に入坑して姿を見せぬ五郎 (緒方燐作) が由造とケンカをしていたこともあり、犯人と目された。
冷たい視線に曝される、五郎の妹・キヨ (白川由美) を河村は慰める。
ところが、捜査に入坑した警官が更に惨殺された。

その晩、ボタ山附近から数メートルはある怪物が出現し住宅街に侵入。鋏を振りあげ駆けつけた警官隊の西村警部 (小堀明男) らに迫ってきた。拳銃を射っても手応えがなく、怪物は坑内に逃げ込む。
繁は機関銃を構えた警官と坑内に入ると、そこに五郎を鋏で押えつける怪物がいた。機関銃で倒し五郎を救い出そうとした瞬間、繁は落盤と共に穴へ落ちた。

鉱山では、古生物学者の柏木久一郎博士 (平田明彦) や新聞記者の井関 (田島義文) を招き怪物について研究した。
博士は、前世紀にメガヌロンと呼ぶ巨大なトンボがいて、怪物は そのヤゴと断定。
石炭の中に埋れていたその卵が、地核の変動による温度上昇で孵化したのではないかと結論した。

数日後、阿蘇山と炭坑の中間で大陥没が発生。その裂け目から、繁は火山研究所の所員に発見・救出される。しかし、記憶喪失症にかかっていた。看病するキヨ。

一方福岡の自衛隊では、セイバー機パイロットが「ジェット機の一倍半の超音速で飛ぶ怪物体」を確認後、墜落。
また、外電はマニラ市の全壊、奄美大島に津波襲来などの被害を報じた。
阿蘇で旅行中のアベック (大仲清治・中田康子) も消息を絶ち、カメラに残された写真の「影」に注目が集まる。

繁は漸く記憶を回復。
小鳥の卵が孵化するのを見て、地下で巨大な卵から怪獣が孵るのを思い出したのだ。しかもメガヌロンを捕食していた !

彼の証言通り、陥没地帯と通じる洞窟内に残っていた卵の殻を発見。さらにアベックの写真から、柏木博士は怪獣 = 空飛ぶ物体であり、プテラノドンと断定した。
プテラノドン、略称ラドンとは中世紀に棲息した飛竜の一種で翼長30〜50フィート、始祖鳥としては最大のものだが、これが地底で孵化し翼長270フィート (公開時のキネ旬解説では、270メートルと書いてある。そりゃデカすぎだろ)、体重100トンを超える巨大さに異常生長したものと推定された。博士は後に、水爆実験の影響もあると推論する。
ラドンの飛ぶ速さは音速を超え、衝撃波を起し、そのため東南アジア一帯に被害を生じたのである。

大陥没が起きた地帯から、ラドンが飛び上がる。吹き飛ばされるジープ。
航空自衛隊はジェット機を向けて攻撃したが、三機ほど瞬く間に叩き落された。
しかし巧みな攻撃にラドンは翼のつけ根にロケット弾を打込まれ、佐世保西海橋付近の海中に大津波を起して突っ込む。が、辛くも舞上り西海橋を真二つにして博多市に出現。
地上すれすれに飛ぶ断末魔のラドンの羽ばたきで、ビルや家屋が倒壊し市内は阿鼻叫喚の巷と化した。その時、もう一羽のラドンが現れ、手負いのラドンを救出して去る。
夜になっても炎上する、博多の街。

対策本部は再びラドンの襲来を予想し、巣があると目された阿蘇山火口を攻撃。ロケット砲とジェット機の猛攻で火口底は火の海となる。
さすがの二匹のラドンも、大噴火のもと、遂に熔岩の奔流に押し流されていった。

いやぁ、良く出来た話。しかも たった82分で まとめている。
小学4年のとき、テレビの土曜映画招待席で初めて観て以来、劇場も含め何度も何度も観ているし、画撮やキャプチャーもした事がある映画だから、改めて「発見」することは無いと思ったが…。

※ ラドンのスペックは後に 身長50メートル、翼長120メートル、体重15000トン とされた。

| 邦画貼雑帖 FOLDER OF JAPANESE MOVIES | 09:13 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
コメント
私も兄の本では観ていても、実際劇場での初体験は「モスラ」でしたので、「空の大怪獣ラドン」は、CBCの土曜日放送「土曜ロードショー」が初見でした。兄や姉からはラドンも卵から孵化する、と聞いたり、「スター千一夜」ではゲストの高島忠夫さんがメガノドンの写真を「ラドン」とか言ったりしてた時期で、「地球最大の決戦」観たあとなので、卵孵化はリトラの勘違いでは?と思ったら、兄のが正しかった。ドゴラはムービーセンターという番組で紹介されてたのを思い出しました。
これが「ゼラン」に発展していったんですね。
| てふてふはべる | 2012/04/17 8:51 PM |
CBCの土曜ロードショー !
そういう映画枠があったんですね。
『ラドン』テレビ初放送 (TBS→CBC系列) が1966年なのは間違いないので、その数年後でしょうか。
わたくしは1971年秋の土曜映画招待席に登場するまで、観る機会がありませんでした。
| J・KOYAMA | 2012/05/09 3:59 PM |
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