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浩宮様と「怪獣図鑑」 [1]
9月1日、NHK『セカイでニホンGO』という番組を観た。
今回は「人生で大切なことは怪獣から教わった」という特集だったので (笑)。
内容は、まぁ予定調和的であったけれど、1960年代後半の世相を紹介する中に、皇太子・浩宮様が怪獣書籍をお買い求めになられる映像があったので驚いた。
この話は、朝日新聞に写真入りで掲載され有名になったと思っていたが、取材でムービーキャメラも入っていたのだね。

知らなかったのは、わたくしだけ ?

…皇太子ご夫妻 (現在の天皇・皇后両陛下である、念のため) が南米旅行中で、お留守番の浩宮さまは (1967年5月) 14日、 東京・日本橋の高島屋で、怪獣ファンぶりを発揮しながら、 初めて1時間ほどデパートショッピングを楽しみ、 ロボットや「怪獣図鑑」など千七百二十円の買いものをされた。
浩宮さまは東宮侍従・浜尾実さんと二人だけで午後十時すぎ、 一階からエスカレーターで上へ。エスカレーターも初めて。
フロアに移るたびにピョンと飛んで「わあ、おっこちそうになる」。
五階のおもちゃ売場では、大きな宇宙船の模型を見て 「あ、サンダーバードだ」 とわが意を得たよう。
またプラスチックの怪獣や怪人が並んだ売場では、 突然、ショーケースの上を歩いていたロボットの胸が開いて機関銃が 二丁突出し、ダダダダ。浩宮さまは「おーお、おどかすなよ」と このあたりからそろそろ夢中のようだ。
浜尾侍従の「何か買いますか」というのを待っていたように 「ボク、ロボットが割りに好きなんだ。これいくらですか」 と女店員に聞いて、浜尾さんから千百円もらい、ロボットを買って おつり四十円は、小ぜに入れに。
六階の書籍売場でまっ先に手にとったのは 「怪獣図鑑」と「怪獣画報」。両方欲しそうに見くらべながら、大声で 「大怪獣ギララ。ガメラもいる」 と、子どもたちになじみの怪獣の名前がポンポンと出て、有頂天。
結局、 三百五十円の「怪獣図鑑」の方が宮さまの”蔵書”に仲間入りした。 …

新聞縮刷版に当たる時間が無いので、ネット上にあった朝日新聞の記事と思われるものを引用・一部付記したが、午後十時過ぎ は 午前十時過ぎ の誤りでは ?
いくら何でも、当時7歳の浩宮様に わざわざ夜中の買い物はさせないでしょう。
もうひとつ、1967年5月14日は日曜日だった。夕刊は無かったはずで、ネット上に書いてあるように「14日に報道」という事はあり得ず、翌5月15日朝刊の掲載だったのではないか。

それにしても…ロボット1060円、「怪獣図鑑」350円。残りの310円で何を買ったのか、謎だ。

※ この番組、タイトルロゴは確かに『セカイでニホンGO』だが、番組表やネットだと『セカイでニホンGO !』になっているものがある。
“!”が付くのか付かないのか、コッチも謎だ。
| 今週のわたくし2011 SUBCULTURE DIARY 2011 | 23:51 | comments(3) | - | ↑PAGE TOP
コメント
『セカイでニホンGO』見ました。
番宣から、もしやスペル星人登場なのか?
など妄想していましたが、やはり妄想に終わりました。
バルタン星人の方だったか・・・。
| 枕 | 2011/09/15 11:00 PM |
町山智浩氏がゲストなので、なんか「怪獣学・入門 !」再説みたいな番組でしたね。
総天然色『Q』の映像を出して、アピールもすれば良いのにと思いました。

コピー誌が届いたら、そちらへもまたコメントさせて頂きます。
| J・KOYAMA | 2011/09/16 12:07 PM |
残りのお金でお買いになったのは弟、礼宮さまへのお土産です。
| ガラ | 2020/07/07 10:32 AM |
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