タイトル画像 番外地 TOPへ
since 2005,   renewal 2009     logo

<< いつの日か、この子みたいに戻って来れますように [2] | TOP | いつの日か、この子みたいに戻って来れますように [4 完、そして凍結] >>

いつの日か、この子みたいに戻って来れますように [3]

『2001年宇宙の旅』は、試写会やワールドプレミア終了後の「長すぎる、退屈だ」といった観客反応を考慮し、 アメリカ公開前々日の1968年4月4日から5日にかけ、スタンリー・キューブリック監督自身の手によりカットされた。

・ 上映時間161分のオリジナルが19分縮められ、現行 (ディレクターズ・カット) 版になったという。
1970年に出版されたジェローム・アジェル著 邦訳題「メイキング・オブ・2001年宇宙の旅」(1998 ソニー・マガジンズ) の記述である。
IMDbでも、160分から19分縮められ上映時間141分になった、と書いており ほぼ同じだ。

・ 現在、DVDなどのソフトに収録されているのは当然この版のはずだが、実測148分強。
この差は一部が復元されたからではなく、序曲 (3分弱) 休憩 (3分弱) 退場曲 (4分強) の黒味を141分に加えた上映時間だと思われる。

・ 昨年暮れ、この時カットされたフィルムに関するニュースが報じられた。
カンザス州の岩塩坑にある、ワーナー・ブラザーズ社のフィルム保管庫でそれが発見されたという。
http://www.cinematoday.jp/page/N0029115

情報源は特撮で参加したダグラス・トランブル。彼がカナダ・トロントのイベントで明かし話題になった。
分数は17分。19分とは2分のズレがあるが、許容範囲か。

・ レナード・マルティンのガイド本 2004年版だと、上映時間は139分になっている。先の141分より2分短い。また、キューブリックがカットした分数は17分と書いてある。これは今回確認されたフィルムの分数になぜか等しい。

・ 映画のビデオソフト化が当たり前になり、マニアじゃなくても上映 (収録) 時間を気にするようになった1980年代後半に発行された「イメージフォーラム」キューブリック特集号 (1988) では、上映時間152分とある。
ここに、『2001年』現行版完全上映を誌上再現した一文が掲載されているが、どうも休憩がDVDの3分弱より長く、5分ちょっとあるようだ。148分強と152分の差は、この休憩トイレタイム ? で出るのかもしれない。上映再開前には、呼び出し放送もあるし (わたくしも、リバイバル上映で体験したような気が)。
国によって、休憩時間の長さを変えているのかもね。
| 『2001年宇宙の旅』雑記帳 (凍結) FOLDER OF "2001: A SPACE ODYSSEY" | 11:32 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP
コメント
コメントする