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美術と特撮の華-スタッフ紳士録- [9 完]
誰も覚えていないと思いますけど、このカテゴリー 『2001年宇宙の旅』雑記帳 を更新しなくなって2年半。

ストーリーに沿って、集めた画や資料を自分なりにまとめ並べつつ、100回ほどで人類の夜明けからスターチャイルド誕生まで持っていこうと考えていたのですが…。
ブログの移行やら容量アップやらと重なり、更新が止まったのが運の尽き。資料は集めたもののテンションが落ち、木星はおろか月面基地にも到着しないまま、時は流れ。
昨日久しぶりに思い出し、この際「凍結」しておこうと決意したものの、若干の追記とオチだけは付ける事にしました。
スタッフ系の紹介が途中でしたが、やはり この人を外すわけにはいきません。

メイクアップ・アーティスト、スチュアート・フリーボーン (1914 - )。
まだ ご存命とは…たいへん失礼しました。

本作で手掛けた猿人 (ヒトザル) メイクが、アカデミー賞で『猿の惑星』(その頃メイクアップ賞は無く、名誉賞として受賞) に負けたというのは、今となっては信じられない事実。
当時「関係者も大いに落胆した」と研究書に書かれているし、原作者アーサー・C・クラークも「事あるごとに憤慨した」と自著に記している。
っていうかスチュアート、オスカーはノミネート経験すら無いのだ ! 意外。

革新的な猿人造型だが、マスク部分のメカニカルはコリン・アーサーがノークレジットで担当しているという。
もちろんこれだけではなく、ラスト近くに見られるボーマン船長の老けメイク (目元のシワ表現 !) も質の高い仕事だ。

イギリス出身。
父・グラハム (? - 1986) もメイクアップの仕事をしており、ノークレジットで『2001年…』にも参加。『スーパーマン』などでは親子でクレジットされていた。
スチュアートは1930年代から、映画界でメイクアップの仕事を始める。
のちにそれが、特殊メイクといえる分野にまで進化したわけだ。

スタンリー・キューブリック監督との出会いとなった『博士の異常な愛情』のピーター・セラーズ3変化、『スター・ウォーズ』最初の3本 (1977〜83) の特殊メイクとクリーチャー・デザイン (自分に似せて作ったというヨーダ !) だけでも映画史に残る人だが、同時期にクリストファー・リーヴの『スーパーマン』シリーズ4本 (1978〜87) にも参加している。

ノークレジットで参加している『バグダッドの盗賊』の他、『オリヴァ・ツイスト (現在は オリバー・ツイスト 表記)』『暁の出撃』『戦場にかける橋』『素晴らしきヒコーキ野郎』『素晴らしき戦争』『オーメン』など作品多数。
最後の仕事は、1990年のTVムービーらしい。
| 『2001年宇宙の旅』雑記帳 (凍結) FOLDER OF "2001: A SPACE ODYSSEY" | 08:57 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP
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