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『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』と『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』

1956年11月公開の新東宝配給『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』は、同年8月に日本公開されたアメリカ映画でコロムビア配給『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(本国では同年7月公開) と題名がソックリな上、同じような内容、真似、パクリであるとよく書かれています。
フレッド・F・シアーズ監督作品、というよりも、ストップモーションアニメの巨匠 レイ・ハリーハウゼンがコマ撮り特撮で描いた円盤が売りな映画でした。NHKBS2でも放送されましたし、カラーライズ版DVDも出ているので、観た人も多いでしょう。
ティム・バートン監督の『マーズ・アタック !』(1996) では、完コピに近いオマージュも捧げられておりました。

後者の円盤が、高周波砲でヤラれワシントンD.C.の連邦議会議事堂に突っこむクライマックスと、前者の円盤が、我が国会議事堂に突っこんでるポスターの類似を見ただけでもそれは当たっているでしょうね。
でも…特撮ヲタクの視点では、映画としてダメダメでも「珍しく、出来のいい特撮カットが含まれているかどうか」で良し悪しが決まる場合もあり、現代の目の肥えたファンにどう捉えられるかで、この幻の映画のネウチが決まる…と思うな。

付記すれば、この時期作られた日本特撮映画で“パクリ・模倣”は多いんです。糾弾し始めると、『原子怪獣現わる』と『ゴジラ』、『放射能X』と『空の大怪獣ラドン』の昆虫怪獣 音演出 (登場するヘリも同じだっけ) 、『禁断の惑星』と『地球防衛軍』の美術だってイイわけないぞ !…となってしまうので口をつぐみ、上村貞夫ら新東宝特撮陣が「アメリカに負けじ」と腕をふるったであろう「特撮の良かったところ探し」に没頭した方が、もし観られた場合の“オトナの楽しみ方”と申せましょう。

| 今週のわたくし2010 SUBCULTURE DIARY 2010 | 14:36 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP
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