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美術と特撮の華-スタッフ紳士録- [5]
特殊撮影効果スーパーバイザー、ダグラス・トランブル (1942 - ) 。
『2001年』に参加した特撮マンというとこんにち、誰もが思い浮かべるのはトランブルであろう。

CGの祖・実験映画作家ジョン・ウイットニー (1917-95 『めまい』のオープニング、『アンドロメダ…』にも参加している) は、広報・教育映画を手がけるロスのグラフィック・フィルムズ社に協力し、1964年4月から65年10月に開催されたニューヨーク万国博覧会 (NEW YORK WORLD'S FAIR) のトランスポーテーション&トラベル・パビリオン用の全天周映像『TO THE MOON AND BEYOND』(月より彼方へ)製作に参加した。

もとは建築家志望だったというトランブル。グラフィック・フィルムズ社で軍やNASA用の教育アニメの背景画などを描いており『TO THE MOON AND BEYOND』に参加していたが、同様に参加していたコン・ペダーソンとともにこれを観たキューブリックに見出されやがて英国へ渡り、『2001年宇宙の旅』(1968)の特撮チームに参加する。
当初はイラストレーターとしてであったが、革新的アイディアを次々出してチームのの中核となった。「自分でも意外なほどいろんな意見やアイディアを出した。まわりにとっても意外だったと思う」と語っている (「未来映画術」) 。

ウイットニーのノウハウは、トランブルによってスターゲイト・シーンの"スリットスキャン"へと発展した (キューブリックの要望は「カメラが何かを通り抜けるような感じ」であった)。まだ20代中盤の事である、才能はどう花ひらくのかワカランものだなぁ。

その後の監督及び視覚効果分野での活躍については皆さんよくご存じの通りですが、もう長い間彼の名を映画のクレジットタイトルで見ていない。
近年は博覧会やテーマパーク向けの作品中心に活動するようになったトランブル。十二分に名を成したので、コセコセ働く必要はないんだろうが、最近は担当作品のDVD化の際に特典で付くメイキングドキュメンタリーで見かけるばかりなのは寂しい限り。

BBCの『ブレードランナー』ドキュメンタリーより。壁に『2001年』のポスター (日本版か) も貼ってある。
| 『2001年宇宙の旅』雑記帳 (凍結) FOLDER OF "2001: A SPACE ODYSSEY" | 07:08 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP
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