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おまけ 『ゲバゲバ90分 !』の宍戸錠 [1]
このカテゴリーも終わりの時を迎えたようですが、今月はチャンネルNECOで日活の、宍戸錠が初主演したアクションコメディ『稼業』シリーズ3部作 (1961) が観られたのを記念し、宍戸の勇姿をもう少しだけ。
| 『巨泉X前武 ゲバゲバ90分 !』 about TV variety show GEBA GEBA 90 MINS | 11:20 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

その後の『ゲバゲバ90分 !』 [15]
エンディングにスチルアニメで顔が登場するこの髭オヤジが、ゲバゲバおじさんをデザインした男・木下蓮三 (1936-97) です。
のちに小夜子夫人と『ピカドン』(1978) などを作り、世界的アニメ作家という格になりましたが、『ビッグX』『オバケのQ太郎』『おらあグズラだど』『夕焼け番長』といった商業アニメでも活躍していた人です。
1967年にスタジオロータスを設立、『ゲバゲバ』の後継番組といえる『カリキュラマシーン』(1974-78) にも参加。CMや『コント55号のなんでそうなるの ?』(1973-76)、『ちょっとマイウェイ』(1979-80)『あんちゃん』(1982-83) などバラエティやドラマのオープニングアニメなども担当しています。
わたくしは、ゲバゲバで発揮された純粋なエンタテインメント精神がとても好きだったよ。

ウィキペディアには、関係者によるとゲバゲバおじさんのモデルは木下自身…と書いてあるけど、以前記したようにわたくしは、ディズニーアニメ版チェシャ猫のセンもあると睨んでます。

※参考 テレビドラマデータベース
http://www.tvdrama-db.com/simple_result/p/field-TAG=key-%E6%9C%A8%E4%B8%8B%E8%93%AE%E4%B8%89
コミックボックスホームページ
http://www.comicbox.co.jp/dcs/kinosita.html
| 『巨泉X前武 ゲバゲバ90分 !』 about TV variety show GEBA GEBA 90 MINS | 10:48 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』とM78星雲
河崎実「ウルトラマンはなぜシュワッチと叫ぶのか ?」(2001 メディアワークス) は、実証主義に基づいた特撮本の好著だと思っているんですが、その中に興味深い記述あり。
『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』に登場する、たった一機の円盤 (公開当時、「キネマ旬報」の批評でもツッこまれていたな) で地球を襲撃してくる宇宙人はダレス星人であり、その母星はM78星雲にあると書かれているのです。
この映画の情報が載った特撮本はたくさんありますが、宇宙人の名までキチンと書いているのはこの本ぐらいでは (「キネ旬」のストーリー紹介にも出てこない)。河崎はシナリオを持っているか、大昔にどこかで観てるんでしょう。

で、本題・M78星雲の話。特にヲタクじゃなくっても、これがウルトラファミリーの故郷・ウルトラの国 (星 ? または光の国) のある星雲というのは常識化してますよね。
時は1966年。円谷プロが初のカラー・テレビ用作品として送り出す勝負作、巨大ヒーローもの『ウルトラマン』第1話のシナリオは、東宝特撮映画で実績を上げている関沢新一に発注されました。
ところが、映画とテレビの違いゆえか、どうも良くなかったらしいんですね。そこで、弟子筋で円谷プロ側のメインライターである金城哲夫が直し、第1話の『ウルトラ作戦第1号』が完成します。クレジットは連名表記になりました。その時、関沢によって書かれたウルトラマンの故郷の名、たぶん『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』から流用されたであろうM78星雲のネーミングは残された…と河崎は推論しています。

ただ、ウィキペディアだと、本来M87星雲 (おとめ座に実在する楕円銀河) と書かれたものがシナリオ印刷時に誤植され、今に至るという記述がありますね。どうなんだろう。
「ウルトラマン大鑑」掲載の、ウルトラマンの前身である『レッドマン』企画書などには、M78星雲の名は見当たりません (レッドマンは、母星をX星人に滅ぼされた遊星人であると書かれている)。やっぱりシナリオ段階で初登場したようです。
その10年前、1956年の関沢新一 脚本・監督作『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』にM78星雲のネーミングが出ていれば、誤植説の可能性は低くなると思うんですが…どうでしょ。
そういう調査の資料としても、今回のフィルム発見は重要な意味を持ちますね。

ダレス星人は、こちらの方々のとなり組 ?
| 今週のわたくし2010 SUBCULTURE DIARY 2010 | 11:35 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』と『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』

1956年11月公開の新東宝配給『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』は、同年8月に日本公開されたアメリカ映画でコロムビア配給『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(本国では同年7月公開) と題名がソックリな上、同じような内容、真似、パクリであるとよく書かれています。
フレッド・F・シアーズ監督作品、というよりも、ストップモーションアニメの巨匠 レイ・ハリーハウゼンがコマ撮り特撮で描いた円盤が売りな映画でした。NHKBS2でも放送されましたし、カラーライズ版DVDも出ているので、観た人も多いでしょう。
ティム・バートン監督の『マーズ・アタック !』(1996) では、完コピに近いオマージュも捧げられておりました。

後者の円盤が、高周波砲でヤラれワシントンD.C.の連邦議会議事堂に突っこむクライマックスと、前者の円盤が、我が国会議事堂に突っこんでるポスターの類似を見ただけでもそれは当たっているでしょうね。
でも…特撮ヲタクの視点では、映画としてダメダメでも「珍しく、出来のいい特撮カットが含まれているかどうか」で良し悪しが決まる場合もあり、現代の目の肥えたファンにどう捉えられるかで、この幻の映画のネウチが決まる…と思うな。

付記すれば、この時期作られた日本特撮映画で“パクリ・模倣”は多いんです。糾弾し始めると、『原子怪獣現わる』と『ゴジラ』、『放射能X』と『空の大怪獣ラドン』の昆虫怪獣 音演出 (登場するヘリも同じだっけ) 、『禁断の惑星』と『地球防衛軍』の美術だってイイわけないぞ !…となってしまうので口をつぐみ、上村貞夫ら新東宝特撮陣が「アメリカに負けじ」と腕をふるったであろう「特撮の良かったところ探し」に没頭した方が、もし観られた場合の“オトナの楽しみ方”と申せましょう。

| 今週のわたくし2010 SUBCULTURE DIARY 2010 | 14:36 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』16ミリフィルムのヤフオク再出品
特撮ファンなら一度は観たい、幻のフィルムの“発見”。

2010年2月6日、ヤフーオークションに出品されたものの、映画史的価値を重んじる良識派ファン (たぶん) からの質問もあってか、出品取り消しとなっていた国光 (ポスターだと表記は國光か ? コッコーと読むらしい) 映画制作、新東宝配給の特撮映画『空飛ぶ円盤 恐怖の襲撃』(1956年11月公開) が3月13日付で再度オークションに出品されたそうです。
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n81109389
出品者は兵庫県尼崎のリサイクルショップ。ヤフオクではすでに1万件を超える取引があり、評価も高いようですね。

本作は、東宝特撮映画をはじめ多くの娯楽映画のシナリオを書き、作詞でも有名な関沢新一 (1920-92) 唯一の監督作。主演は高島忠夫、江畑絢子、天知茂。
ヲタクの方は映画についてよ〜くご存じでしょうし、それ以外の方へもネット上に情報は多数あるゆえ説明は省きますけれども、先年発見され限定上映された『大津波』(1961) 同様、「所在不明」と言われていたフィルムが16ミリとはいえ確認されたのは目出度いことです。
新東宝映画のライブラリーから、この映画 (と1957年10月公開の『妖蛇荘の魔王』) のフィルムが抜け落ちているらしいというのは、2001年の晩夏、例の“グリフォン”関連だと思われる“南海サルベージ”という映像サークルから送られてきたダイレクトメール「映像秘宝」で知ったのですが、いつの間にか特撮ファンの常識になっていたようですね。

本作はテレビで何度も放送されているといいますが、観たことがありません。少なくとも名古屋地区では昭和40年代後半以降放送されたことがないのでは。モノクロ映画ゆえでしょうか。
配給した新東宝が倒産したのは1961年8月。 わたくしが生まれた2か月後ですが、ほとんどの映画フィルムは (先のダイレクトメール情報だと) 一時NHKに保管され、のち国際放映に権利が移って、現在に至るそうです。膨大な娯楽作品群はテレビ放送されたものの、なんせエロが入ったヤツも多いですから、時間帯は選ばれていたかもしれません。現在は、CSのチャンネルNECOあたりで定期的に放送されており、有り難いです。
小林信彦「コラムは歌う」の中にある記述だと、新東宝末期の佳作『地平線がぎらぎらっ』(1961年3月公開) が1963年9月頃には深夜テレビで観られたといいますから、1956年のこの映画もその時期にはとっくに放送されていたのでしょう。
劇場映画はフツー35ミリ。今回“発見”されたフィルムは16ミリですから、テレビ用に縮小焼き付けされたプリントかもしれません。

2月に出品されたときの開始価格は20万円。今回は、出品者も万全の構え (買う意志はあまりナイであろう、良識派ファンの質問には懲りたみたいですね。前回は未処理だったフィルムも、クリーニング・内容確認済みとか) で再出品したようで、ナント開始価格も15倍に跳ね上がって300万だぁ !
上映時間は78分と記載してありました。公開時の上映時間は資料によると80分。テレビで放送するときはカットが必ずあるでしょうが、それでもほぼ原版に近いプリントなのは間違いないようです。

ただ、この不況下、大枚はたいてでも観たい特撮ファンはいるのか。その上自分だけのモノだけにせず、何らかの形で公開したいと思う心の広いファンは…いるのかな。
同人誌でこの作品について素晴らしい研究を残している猫山れーめ氏とか、フィルム収集で著名な石田一氏や芦屋小雁氏といったココロある方々に押さえて欲しいと願い、3月20日のオークション終了を刮目して待つファンは多いはずだけどね。

わたくしは、アノ殿山泰司がこの映画でいったいどんな博士を演じているのか、ぜひ観てみたいよ。
そして、日本のどこかで眠っているであろう35ミリフィルムにも思いを馳せるよ。
| 今週のわたくし2010 SUBCULTURE DIARY 2010 | 10:31 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

その後の『ゲバゲバ90分 !』 [14]

ゲバゲバおじさんが、劇場内に密集して座っているカット。
こういう図、どっかで観たことあるなぁ。テックス・アヴェリーのアニメだったか ?

※アヴェリー演出によるドルーピーシリーズの一編『迷探偵ドルーピーの大追跡』(1946) の“密集”ラストカットを誤記憶していたようです。この直前、映画館の観客席に脱獄囚の狼が座るカットがあったから、フュージョンされたんでしょう。

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その後の『ゲバゲバ90分 !』 [13]
正調ゲバゲバおじさんですが、若干首 (?) が長くなったのと、舌がクビれてきたのが気になります。お年を召して、タルんできたのかな ?
| 『巨泉X前武 ゲバゲバ90分 !』 about TV variety show GEBA GEBA 90 MINS | 14:09 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

その後の『ゲバゲバ90分 !』 [12]
昨年の6月16日に投稿したネタを最後に途切れていたこのカテゴリーですが、まだ少しネタが残っておりました。キッチリ完結させ、有終の美を飾りたいと思います。

惹句ほどには笑えない、『ゲバゲバ笑タイム !』(1986) より、アイキャッチのひとつ。
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お達者 ロジャー・コーマン
NHK『クローズアップ現代』のジェームズ・キャメロン特集を観た。

おそらく、『アバター』がアカデミー賞主要部門制覇をすると当て込んで作られた番組であろうが、結果はご存じの通りでやや拍子抜け。
でも、インタビューは元より、キャメロンの故郷や母校まで訪ねる取材は行き届いていた。
かつて彼が働いていた映画工房を紹介するくだりで、ロジャー・コーマンが登場したのには驚く。アメリカ低予算映画の帝王とまで言われたヤリ手の監督・プロデューサーで今も現役とか。お元気でしたか !
もっとも、使われたコメントは「あいつは凄いヤツだったよ」程度でしたけど (笑)。
キャメロンが働いていた頃はニュー・ワールドという会社だったはずだが、売却し現在はコンコード・ニューホライズン・ピクチャーズという会社を主催しているそうな。

1926年生まれというから、4月の誕生日が来ると84歳。お若いです。自伝「私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか」が邦訳されてからもう20年近く経つので、もう一冊くらい自伝が書けるネタが溜まってるんじゃないですかね。
| 今週のわたくし2010 SUBCULTURE DIARY 2010 | 10:21 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP

たけしにコマンドゥール勲章授与
なんだか凄いことだなぁ。コマンドゥールって、フランス文化省の出す芸術文化勲章では最高位なんだそうな。
「フランスじゃあ、オリンピック報道も自国のヤツだけやったらさっさと終わり。困ったもんだ」とか言ってたたけしですが、この国はヨソモノでも本当に好きになると、他に先んずる事を厭わないんですな。神妙に喜びの言葉を述べていました。

本当におめでとうございます。こうなると、ニッポンもなんか与えにゃいかんだろ ?
芸術文化勲章の最高位・コマンドゥールとは騎士団長の意。下にオフィシエ (将校)、シュヴァリエ (騎士) 勲章がある。たけしは1999年にシュヴァリエ章を貰っている。
なお、黒澤明が授与されたのは国家勲章・レジオンドヌールのオフィシエ章と芸術文化勲章のコマンドゥール章。大島渚や吉田喜重や坂本龍一や岸恵子は芸術文化勲章のオフィシエ章、筒井康隆や大友克洋は芸術文化勲章のシュヴァリエ章を授与されているそうだ。
| 今週のわたくし2010 SUBCULTURE DIARY 2010 | 13:56 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP